血管収縮薬はひどい鼻づまりに一時的に使用されるお薬です。
炎症によって広がった粘膜の血管を数分以内に縮め、鼻詰まりをよく改善します。
ただし、連続して使用すると徐々に効果が持続する時間が短くなり、
逆に血管が広がり鼻詰まりを起こすことがあります。
それを治そうと使用回数を増やすと悪循環に陥ってしまうので、
よく効く薬だけに使用方法には注意が必要です。
使用は1日4回までにしておいて、10日間以上は使用しないこと。
長期に、使うならステロイドの点鼻薬使ったほうがいいです。
さて、
血管収縮剤の点鼻薬にはいくつか種類があるが違いはあるのでしょうか?
・ナシビン
有効成分:オキシメタゾリン
・トーク
有効成分:トラマゾリン
・プリビナ
有効成分:ナファゾリン
・コールタイジン
有効成分:テトラヒドロゾリン + プレドニゾロン
どれも血管収縮剤だがそれぞれ成分は違うものになります。
ただ、どれも鼻づまりには劇的に良く効き、点鼻してから数分で効果が出ます。
特徴的なのは、コールタイジンです。血管収縮剤だけでなく炎症を抑える副腎皮質ステロイドが配合されています。
花粉症や副鼻腔炎で腫れてしまったり、赤くなってしまた粘膜の炎症を鎮めてくれます。
ナシビンも特徴があり、
他の血管収縮剤は効果が短く、だいたい2~3時間程度しか効き目が持続しないが、
ナシビンは持続性があり6~8時間程度効果が持続します。これだと寝る前に使えば朝方まで効き目が持続しますね。
他は、細かい点では違うみたいだけど、ほとんど似たようなものです。
特徴があるものだけ覚えましょう。