意識低い系薬剤師の転職紀行

安寧の場所を求めて3年ごとに転職を繰り返す意識低い系薬剤師。管理薬剤師になりたくない万年勤務薬剤師。やる気はないけど薬は好き。

パセトシン細粒で予期せぬ調剤ミス!?

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パセトシン細粒は、

服用する量が多くなりやすい薬です。

アモキシシリン10%配合なのだが、これだとあまりにも量が多くなるので、

服用量を減らすためにワイドシリンというアモキシシリン20%の製品も販売されています。

でも、今回はパセトシンの処方

体重が20kgで、大きめの子供、

アモキシシリン高用量で使いたかったのか、

1日量として90mg(力価)/kg

つまり、

パセトシン細粒
1日18g

これを1日2回にわけて服用するわけです。

流石に、この量の抗生剤を飲むと、下痢をしやすくなりますよね。

下痢予防のため、
ビオフェルミンRを1日4gを混合

さて、
これで、
1日22gを5日分で計110gを分包するわけです。

量が多いけど、

分包機に入らない量ではないのでセットしてスタート!!

時間はかかるけど、順調に粉は落ちて、さー、いざ分包です。

ここで、

問題発生!!

1回量が多すぎて、

一包に入らない!!

ビニールを熱で圧着しようにも、圧着部に薬が溢れて入りこみ、

薬の上から挟んで圧着しても、

ビニールは接着されることもなく、そのままの状態で垂れ流し(笑)

110gの粉が分包されずにそのままでてくるだけ(笑)

悲劇です。

パセトシンほぽ一本がまるまる破棄することになりました。

考えてみれば、1包11gだから入らないよね。

一包の量まで頭が回らなかった自分が情けない。

惨めに、掃除機をかけました。

てか、マジ多いんだよ!!

この量を分2は無理だろ、けっきょく分3にしてもらって作りなおしました!!

対策としては、1包8g超えたら分包紙の幅を広くとりましょう。

-抗生物質

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