苦い抗生剤として有名なのがクラリスやジスロマックなんかのマクロライド系抗生物質だとおもいます。
これが苦いのはあまりにも有名な話なんだけど、じゃぁ、セフェム系は苦くないのか?という疑問からいろいろ舐めてみることにした。
で、わかったのがペニシリン系は苦くないね。これは美味しく飲めると思う。で、セフェム系には苦いのと苦くないのがあります。
詳細は各論にて。
セフェム系
セフェム系ってあんまり苦いイメージないけど、そんなことないですよ。けっこう苦いですよ。とくに、セフェム系で苦味のあるやつって名前に特徴があって「~ピボキシル」ってやつはみんな苦い。つまりピボキシル基がついてるセフェム系は苦い。たとえば、セフジトレンピボキシル、セフカペンピボキシル、セフテラムピボキシルとかね。
つまり、フロモックス、メイアクト、トミロンが苦いです。
他の、セフゾン(セフジニル)、ケフラール(セファクロル)、ケフレックス(セファレキシン)とかは苦くないね。
苦いセフェム系を飲むときはあんまり水によくとこうとしないでさっと混ぜてさっと飲むのがおすすめ。もしくは水にとかないで飲むかですね。
ペニシリン系
サワシリン、パセトシン、ワイドシリン、クラバモックスは甘くて飲みやすいね。ペニシリン系は成分自体が無味なんだって、だから味付けしだいなのかな。ワイドシリンは薬っぽい味がします。サワシリンやパセトシンの方が美味しかったです。
味的におすすめはクラバモックスですが、クラバモックスは水でとかないと舞い散るから、粉のままでのむならやっぱりサワシリンかパセトシンかな。
ただ、サワシリンとパセトシンは量が多いよね。20kgの子どもにだしたらもう1包パンパンですね。量が多すぎてたいへんだから、自分のこどもに飲ませるならワイドシリンかな。
マクロライド系
もう全部苦いよね。ジスロマックに関しては超苦いよね。
苦味レベルは、
ジスロマック>クラリス・クラリシッド>エリスロシン
ってかんじでした。ここは個人の感想ですね。そういえば、ジスロマックSRは苦くないね。あれは激甘です。
さらに、酸っぱいもの混ぜると超苦くなります。ジュースやスポーツ飲料と相性がわるいのは有名ですね。
バニラアイスやチョコアイスなんかにまぜると飲みやすいけど、手間かかりますよね。どうしても飲めないならお薬のめたねチョコ味がいいとおもう。
カルバペネム系
オラペネムは美味しいって聞いてたのに苦いじゃん。まぁ、マクロライドに比べたら苦くはないけどね。フロモックスよりは苦くないかな。セフゾンよりは苦いかな。
ニューキノロン系
ニューキノロン系は苦いってききますね。オゼックスは甘くて味わうと苦いよね。クラビット細粒はうちにないから味わえないけど、これは苦そう。
テトラサイクリン系
これも1種類しかない。ミノマイシンは苦いね。最強クラスの苦さで、レベル的にいうとジスロマック。そもそも歯に色がつくってことで子どもにあんまり使うことはないが、味的にも子どもにはおすすめできない。
ホスホマイシン
ホスミシンは美味しいよね。
まとめ
苦いのはテトラサイクリン系、ニューキノロン系、マクロライド系、ピボキシル基がついたセフェム系。関係ないけど、リン酸コデイン超苦いよね。
抗生剤の苦いとはもうまったくの別物ですね。飲みたくないレベルの苦さです。