意識低い系薬剤師の転職紀行

安寧の場所を求めて3年ごとに転職を繰り返す意識低い系薬剤師。管理薬剤師になりたくない万年勤務薬剤師。やる気はないけど薬は好き。

緑内障の眼薬について勉強してみた

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眼科の門前薬局に異動になったので緑内障の眼薬について勉強し直すことにした。いろいろ書くけど、間違ってたらすみません。

緑内障の疫学

緑内障は、眼圧が高まることで視神経が圧迫されて傷つき、視野が狭くなったり視力が低下する疾患。

眼球は球形を保つために内部に適度な圧力が必要で絶え間なく流れ続ける房水が、それを維持する働きを担っている。この防水が排出されにくくなると眼圧が上昇し、緑内障を引き起こすわけだ。

後天性の失明理由の第一位は糖尿病網膜症で、その次が緑内障です。

治療方針

眼圧の正常値は13~18mmHgとされこれいじょうなら緑内障が疑われる。ただ、正常眼圧であっても視神経が弱かったりすると正常眼圧緑内障といって治療が必要なこともある。

眼圧をさげる眼薬で治療するのがベースである。不十分だとレザー治療や手術も考慮される。

治療薬

プロスタグランジン関連剤

強力だし、持続時間も長いので、一番良く使用される種類の薬剤。ただ、プロスタグランジン系はずっと使ってると、まつげが太くなったり、まぶたが黒ずんだりする。充血することが多い。一番有名な副作用は虹彩色素沈着なんだけど、虹彩はいわゆる黒目の部分だから、日本人の瞳はもともと黒いから色がついてもほとんどわからない。作用機序はぶどう膜強膜流出促進です。値段が高いのが玉に瑕。また、1日1回タイプのものが多く、1日1回タイプのものは1本2.5mLが多いので注意したい。1日2回つかっても効きが良くなるわけではないので眼圧が下がらない時は量を増やすのではなく違うタイプのものを併用するのが一般的。

服薬指導例

・冷蔵庫で保管してください。

・ずっと使っていると色素沈着といってまぶたが黒ずんだりするので副作用予防のため目からあふれたぶんは拭きとってください。

・洗顔前に使うのもいいでしょう。

・充血することが多いので日中に充血が気になるようであれば夜点眼するといいでしょう。寝る前につけても構いません。

キサラタン(ラタノプロスト)点眼薬

たぶん一番使われている緑内障の点眼薬。保存が冷蔵庫(キサラタン)なんだけど、開封後は常温保管が可能。開けてから1ヶ月程度であれば作用減弱はないので常温保管が可能になった。また、PG系は全般価格が高いのでジェネリックも検討するといい。キサラタンは様々なメーカーがジェネリックだしていて中には普段から常温保管が可能なものもある。1本2.5mlというのも注意しときたい。1日1回タイプの眼薬である。

ルミガン点眼薬

これも1日1回タイプなので1本2.5ml。キサラタンの後に発売されていて、キサラタンとちょっと違う作用機序で保管が常温ということで売りだされた眼薬。他のPG系よりもどうやらまつ毛の伸びがいいとされているようで、その効果を主効果とした自費薬も発売されている(グラッシュビスタ点眼薬)。グラッシュビスタはルミガンと同じ成分だけど使用用途がまつ毛の増毛であることから保険は効かない。知り合いにグラッシュビスタをまつ毛に塗っている人がいるがマスカラいらずと自慢している。たしかにかなり伸びているみたいだった。

レスキュラ点眼薬

古いタイプのPG系で、PG系の中で唯一の1日2回タイプです。だから1本5mLですね。昔は冷蔵庫保管だったんだけど、いつの間にか常温保管になった。これもジェネリック医薬品が発売されている数少ないPG系だ。GEの商品名はイソプロピルウノプロストン点眼液です。

タプロス点眼薬

これもキサラタンよりもあとに発売されて常温保管が可能です。1日1回タイプなので1本2.5mLですね。PG系に全般に言えるんだけどまぶたくぼむ(上眼瞼溝深化)って副作用がある。PG系全般に言えるんだけどたまたまかもしれないが、この副作用でタプロスを中止した人を何人かみた。

トラバタンズ点眼薬

これも冷所保存ですね。ただ同成分が含まれるデュオトラバは常温なんですよね。

 

つかれたので途中でアップします。また後日更新します。

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