眠気が出にくい第2世代の花粉症の治療薬が次々と市販薬に切り替わっています。
その先駆けとなったのが、
アレジオンやアレグラですが、
いまはこれだけでなくジルテックやエバステルも同じように市販薬で同じ成分のものが購入できるようになりました。
この新しいタイプの花粉症(抗ヒスタミン薬第2世代)の薬は、
いままでの花粉症の薬(抗ヒスタミン薬第1世代)に比べると、眠気が出にくいのが特徴です。
このエバステルも眠気が出にくいのが特徴です。
また持続性があるため1日1回の服用で24時間効果が持続します。
ただ、他の鼻炎薬よりも効き始めるまでちょっと時間がかかります。
参考に、最高血中濃度に到達するまでの時間(Tmax)の比較
エバステル錠10mgのTmaxは約5.2時間、半減期は約18時間
ジルテック、アレグラ、アレロック、アレジオン、クラリチンは、Tmax1~2時間くらいです。
出始めてしまった鼻水には直ぐに効果がないので、予防的に服用するのに向いている薬です。
抗ヒスタミン作用で、花粉症の症状を楽にするだけでなくヒスタミン遊離抑制作用があるので、
服用を継続することで花粉症の症状を起こしにくくなる予防効果もあります。
医療用のエバステル錠は、
用法及び用量
通常,成人には,エバスチンとして1回5~10mgを1日1回経口投与する.
なお,年齢・症状により適宜増減する
医薬品添付文書より
通常は、1回5mgか10mgで服用します。
市販のエバステルは、商品名エバステルALといいますが、
これは1錠5mgの錠剤です。
1日1回1錠を就寝前に服用になっています。
また、15歳未満は使用しないこととなっています。
市販薬なので、少ない用量でしか使えません。もっと効き目が強いものが欲しい場合は、医療機関を受診しましょう。
価格は、
希望小売価格
6錠 1400円 → 1錠あたり233円
12錠 2000円 → 1錠あたり167円
医療用のエバステルの値段(薬価)は、
エバステル錠5mg/エバステルOD錠5mg → 1錠あたり80.8円
エバステル錠10mg/エバステルOD錠10mg → 1錠あたり107.3円
当然ながら市販薬の方が割高ですね。
また6錠包装と12錠包装では1錠あたりの値段がだいぶ違うので買うなら12錠がいいと思います。