ビデュリオンとバイエッタもどちらも同じ成分で、
エキセナチドを含む注射剤です。
ビデュリオンもバイエッタもアストラゼネカから発売されている薬で、
2型糖尿病の治療に使います。
ビデュリオンの方があとから発売され、
効き目の持続性に優れています。
ビデュリオン
用法・用量
通常、成人には、エキセナチドとして、2mgを週に1回、皮下注射する。
バイエッタ
用法・用量
通常、成人には、エキセナチドとして、1回5μgを1日2回朝夕食前に皮下注射する。投与開始から1ヵ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて1回10μg、1日2回投与に増量できる。
同じ成分だけど、ビデュリオンの方が週に1回だけの使用で済むので使い忘れが減ります。
エキセナチドは、GLP-1受容体作動薬です。
GLP-1は、インクレチンの一種です。
インクレチンは、インスリンの分泌を調節するホルモンで、血糖値が高ければインスリンを分泌して血糖値を改善してくれます。
このエキセナチドも血糖値が高いときだけインスリンを出させて、血糖値を低下させてくれるので低血糖を起こしにくいです。
また食欲を抑えたり、満腹感を高める作用があるので体重を減少させる可能性があります。