意識低い系薬剤師の転職紀行

安寧の場所を求めて3年ごとに転職を繰り返す意識低い系薬剤師。管理薬剤師になりたくない万年勤務薬剤師。やる気はないけど薬は好き。

鉄剤の使い分けと副作用について

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意外と副作用が多い鉄剤、いくつか種類がありますが使い分けはあるのでしょうか?

硫酸鉄:フェロ・グラデュメット

クエン酸第一鉄ナトリウム:フェロミア

フマル酸第一鉄:フェルム

溶性ピロリン酸第二鉄:インクレミン

とりあえず古くから使われているのが、硫酸鉄です。

硫酸鉄の消化器症状の副作用軽減吸収性改善を目的に開発されたのが、

クエン酸第一鉄ナトリウム(フェロミア)フマル酸第一鉄(フェルム)です。

ちなみに、

胃酸分泌が低下している高齢者や胃を切除した人には、

胃酸の影響を受けずに溶解するクエン酸第一鉄ナトリウムがいいです。

とりあえず、経口剤で試してみて、

経口剤が合わない人、使えない人が注射剤の適用になります。

鉄剤の吸収に影響を与える飲食物は何?

飲食物の中には鉄の吸収を良くしたり、悪くしたりするものがあります。

吸収を促進するものの代表がビタミンCです。

鉄剤の吸収促進を目的として鉄剤とセットで処方されることもあります。

でも、吸収が良くなると消化器系の副作用も出やすくなるので注意が必要。

なので、ビタミンCを多く含む100%の果汁ジュースなんかが注意が必要。

また、鉄の吸収を妨げるものとして代表的なものがお茶に含まれるタンニン酸がありま。

鉄とくっついて鉄の吸収を阻害します。

タンニン酸はお茶に多く含まれていて、お茶の渋味はこのタンニン酸によるものです。

麦茶なんかにはあんまり含まれません。緑茶や抹茶に多く含まれています。

昔は、お茶と鉄剤はセットで服用しないこととされていたが、最近は、吸収を阻害するけど、影響は軽微だからあまり気にしなくてもいいとされています。

他にも、乳製品に含まれるカルシウムや、納豆や小麦にふくまれるシュウ酸塩も吸収を阻害するとされているけど、影響は軽微です。

鉄剤に多い副作用は、悪心、嘔吐、腹痛、便秘なんかの消化器症状です。

服用患者の10-20%くらいにみられると言われています。

副作用がでたらどうしましょう?

・服用時間の変更提案
空腹時の方が吸収がいいとされていて、空腹時に使うことがあるけど、空腹時の方が副作用が出やすいと言われています。
こういった人は、食後にするといいでしょう。

・服用回数の変更
1回に服用する量が多いと副作用がでやすくなります。
1日1回で服用していた人は1回に服用する量減らしてを朝と夜にわけるといいでしょう。

・種類の変更
鉄剤はいくつか種類があるので、ダメそうであれば違うのに変えてもらいましょう。

-鉄剤

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