ラベキュアとラベファインはエーザイさんから発売された、
ピロリ菌除菌の薬です。
ラベキュアが1次除菌で、ラベファインが2次除菌に使用されます。
ピロリ菌の除菌といえば、
3剤の併用療法で、
1回に5~6錠を、1週間間違えずに服用しないといけません。
バラバラでお渡しすると、
複雑過ぎてわからない人がでてくるので、
間違いを減らすために3種類を1シートにまとめたのが、
ラベキュアパックやラベファインパックです。
新発売なんだけど、
中身を見てみると既存の薬をまとめただけのものなので、成分は何ら新しいものではありません。
既存のものだと、
ランサップとランピオンパックがあります。
ランサップとランピオンは武田薬品がだしている商品で、これに対向する形での新発売です。
ランサップは、PPIとして武田のタケプロンを使用しているのに対して、
ラベキュアは、PPIとしてエーザイのパリエットを使用しています。
成分的な違いはこれくらいです。
PPIは胃酸を抑える胃薬なんだけど、正直タケプロンとパリエットだとあまり違いはわかりません。
自分は、同じようなものだと思っています。
あと、
抗生剤が、
アモリンとサワシリンで違うんだけど、これはどちらも同じ成分でアモキシシリンっていうペニシリン系の抗生物質。
錠剤とカプセルの違いはあるけど、基本的に同じもの。
ランサップ400だと、1日で、カプセル8個と錠剤2個
ラベキュア400だと、1日で、錠剤10個
を服用します。
カプセルがいやならラベキュアをもらっといた方がいいです。
ピロリ菌の除菌で共通することなんだけど、
しっかり最後まで服用を継続しないと、成功確率が下がります。
失敗したらまた、違う薬を1週間のまないと行けません。
だから継続しやすくする工夫が必要なんです。
で、パックになったわけだ。
服用が継続できない理由としては、
下痢の副作用がある。
抗生物質って普通は1種類しか飲まないんだけど、
ピロリ菌は手強いみたいで、
抗生剤を2種類同時に服用します。
また、服用量もそれぞれ2倍の量を使います。
なもんで、
ピロリ菌以外にも腸の調子をととのえる善玉菌なんかも死んでしまい、
その結果お腹の調子を崩して下痢してしまいます。
ピロリ菌の除菌薬を服用するのは下痢に備えて休前日がオススメです。