ヘルパンギーナも夏風邪の一種です。
いまは、夏風邪として手足口病が流行っていますが、毎年同じように夏に流行るのがヘルパンギーナ。
症状も手足口病とほとんど同じで、5月から8月ぐらいに流行します。
手足口病との違いは、ヘルパンギーナはおもに口のみの症状です。
手足口病はその名前のとおり口以外に、手や足に症状がでます。
今年はまだヘルパンギーナの感染のはなしは耳にしていません。
ヘルパンギーナは、乳幼児のあいだで流行する夏かぜの一種で、38~40℃の高熱が3~4日続きます。
急性熱性疾患で、のどの奥に小さな水ぶくれができるのが特徴で、痛いので食欲が落ちます。
ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。
治療はというと、これも手足口病と同じでヘルパンギーナ自体に効くお薬はありませんので、
自身の免疫力で治していきます。
ただ、ヘルパンギーナ自体に効くお薬はありませんが、
喉の腫れ・高熱などのつらい症状があるときには解熱鎮痛剤なんか使用したりします。
ヘルパンギーナのウイルスは、
くしゃみや咳で飛沫感染を起こすので、学校や保育園は、熱が下がって口の痛みがなくなるまで、
4~5日は休ませましょう。