冬場に多いので、いまはあまり見られません。
よく風邪症状と一緒にみられる症状で、ケンケン、コンコンと言った乾いた咳、犬の遠吠えのような犬吠様咳が特徴的な症状です。
クループの原因は、ウイルスや細菌の感染です、喉や気道の粘膜が腫れてしまうことで気道が狭くなり、
独特の咳症状が現れます。
決まったウイルスによる固有の症状というわけではありません。
感染のほとんどは、小児で、生後6ヵ月から5~6歳の小児に最も多くみられます。
咳の症状は、日中はなんでもなくても夜間寝ている時にひどくなることがあります。
治療には、ステロイドの内服薬を使用します。
喉が炎症を起こして気道狭窄を起こしているので、ステロイドにより炎症や腫れをとることで呼吸を楽にします。
クループは就寝中に悪化することが多いので、就寝前服用が一般的です。
また病気がすすんでくると、だんだん呼吸がしづらくなり、顔色が青白く、紫色になると危険です。
こんなときは、夜間でも迷わず病院へ連れて行きましょう。