たこの吸い出し軟膏
有効成分中に含まれている硫酸銅の腐蝕作用とサリチル酸の角質軟化作用により、はれものの口を開き、膿を排泄して患部を治します。
なんでかよくわらからないが、指名買いで売れていく塗り薬です。
古典的な薬で、年配の方からよくご指名を頂きます。
なんでもこれを使うと、たまった膿や脂肪の塊が気持ちいいくらいによくでるそうです。
背中に膿がたまるたびにこれで掃き出すそうです。
医療用で、硫酸銅を含有する軟膏はないので、きっと皮膚科のお医者さんはおすすめしない方法ですね。
このたこの吸い出し軟膏は、まずあけてみて、びっくりするのがその色のどぎつさです。
凄い深緑色なんですが、まさにこの色が硫酸銅の色です。
なんと硫酸銅20%も含有されています。
硫酸銅には皮膚を消毒したり、腐食させる効果があり、たこの吸い出し軟膏の効果はここに由来します。
皮膚腐食させ無理やりこじあけて、毛穴の奥につまってたまってしまった膿や脂肪の塊を出しやすくしてあげるわけです。
なんか穏やかじゃないですよね。
つまり、使い方によっては怖い薬なんです。
ほんの少しで効果のある薬で、極力患部以外には塗らないようにします。患部以外の正常な皮膚が腐食したら大変です。
使う時はカーゼに載せて使うのですが、くれぐれもガーゼに広げすぎないように注意。
ほんのちょっとだけ、付属のへらでとってガーゼにのせます。
薬をとった部分が患部に当たるように貼ってあげます。
1日1~2回使えば十分です。膿が出始めたら膿が完全に出切るまで続けます。
もし膿を出し切って患部に穴があいてしまったら、穴が塞がるまでは患部を清潔にするように心がけましょう。