意識低い系薬剤師の転職紀行

安寧の場所を求めて3年ごとに転職を繰り返す意識低い系薬剤師。管理薬剤師になりたくない万年勤務薬剤師。やる気はないけど薬は好き。

熱性痙攣の既往歴のあるお子さんには市販の風邪薬は使えないな。

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今日は小児の市販薬で風邪薬の相談を頂きました。

夏休みで小児科がやっていないので、市販薬を使用したいようです。

小児の患者さんは、市販薬で対応するよりも病院を受診する場合がほとんどです。

お母さん心配だから、先生に見てもらったほうが絶対安心ですよね。

しかし夏休みシーズンだと病院も休みになるので受診するまでのつなぎとして、お求めになる方がいらっしゃいます。

さっそく聞き取りです、
 
症状は、熱と鼻水と咳です。併用薬はダイアップ坐薬。

幾つか症状がある時は総合感冒薬が簡便です。

まず手にとったのがアンパンマンのかぜシロップ
なんと3ヶ月の小児から使用できます。

成分は、アセトアミノフェン、メチルエフェドリン、クロルフェニラミン、南天実エキス

これなら、熱、咳、鼻水どの症状にもまんべんなく効きそうである。

ただしここで注意しなければいけないのが、ダイアップ坐薬の併用です。

ダイアップ坐薬をつかっているということは熱性痙攣の既往歴があると推察されます。

そうするとダイアップ坐薬を使用しているとはいえ、熱があるのだから熱性痙攣が起こる可能性を考慮しなければなりません。

抗ヒスタミン剤が入っているものを発熱時に服用すると、熱性痙攣を起こしやすくなります。

とくに、抗ヒスタミン作用の強い第一世代の抗ヒスタミン薬は要注意です。

市販の風邪薬の鼻水を抑える成分は、ほとんどが第一世代の抗ヒスタミン薬に該当します。
今回の、クロルフェニラミンもそうです。

なので、鼻水の成分を含まない風邪薬を紹介。

さがしてみると、・・・・・・・ないんです。これが。

総合の感冒薬は、便利な半面選択の幅が狭い。一つでもNGがあると使えないので、抗ヒスタミン薬が使えないとなると、

選択できる感冒薬がありません。

仕方ないので、解熱剤 + 咳止めを検討

解熱剤は、小児用バファリンがアセトアミノフェンの単剤で余計なものが入っていない分使いやすいです。

そして、困ったのが、咳止め

実は咳止めのほとんどに、マレイン酸クロルフェニラミンが配合されているのです。

おそらく、アレルギー性の咳にきくようにとの配慮で、加えてあるのだと思います。
ほんとに、どの咳止めにも含まれています。

しょうがないので、今回は、解熱剤だけで様子をみてもらうことにしました。

-市販薬

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