昨日からRSウイルス感染症の患者さんがちょこちょこみられます。
ウイルスなので有効な治療薬はなく、感冒症状に対処療法として、風邪薬が処方されます。
ただ、普段の風邪薬と比較すると、ロイコトリエン受容体拮抗剤と吐き気止めが処方されているケースが多いみたい。
RSウイルス感染症は、
最初の症状は鼻汁で、少し遅れて咳が始まります。
咳は発作性で嘔吐を伴う場合が多くみられるので、吐いてしまう時は、吐気止めが処方されるようです。
また、咳もひどくなってくると、ぜーぜーしてくるので、ロイコトリエン受容体拮抗剤(オノン、キプレス、シングレア)が使用されます。
こじらせてしまうと、肺炎や細気管支炎になってしまうので、お子さんの容態の変化に注意が必要です。
RSウイルス感染症について
・小学生以上、成人の場合は、風邪程度でおさまる事が多い
・潜伏期間は2~8日。典型的には4~6日
・ウイルス排泄期間は7~21日と長いため、感染が広がりやすい
・RSウイルスに感染した場合、残念ながら特効薬はなし