またまたCMネタ。
CM見るたびにブログ更新している気がします。
今回は、メディクイックHゴールドのCMを見たので、通常のメディクイックからゴールドになったということで、具体的にはどのようにかわったのか調べてみました。CMだと最大量の抗炎症成分を最大に配合といっていたので、どの辺が最強なのでしょうか?
メディクイックH
<1g中>
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル…1.5mg
クロタミトン…50mg
イソプロピルメチルフェノール…1mg
l-メントール…10mg
メディクイックHGOLD
<1mL中>
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル…1.5mg
クロタミトン…50mg
グリチルレチン酸…10mg
アラントイン…2mg
イソプロピルメチルフェノール…1.5mg
l-メントール…35mg
ROHTOホームページより参照
さぁ、GOLDになって最大量処方をアピールしていたようですが、抗炎症成分であるプレドニゾロン(副腎皮質ステロイド)の量は同じなんですね。
進化したのはアラントインが追加です。
アラントインはアットノンとかに使用されている成分でこれも炎症を抑える効果がありますね。
といって、メインの成分は副腎皮質ステロイドだからアラントインが追加になったからといって劇的に効きが良くなるということはないだろう。
だから、これで値段が高くなったのなら考えてしまいますが、同量で比べた場合はなんとGOLDの方がやや安いです。成分増えて安くなったのならこれはいいですね。頭のローションは塗るのが意外と難しく、かゆみは広範囲にでていることがあるので少量だとあっという間になくなってしまいます。だから、30mlの大容量は嬉しい。
病院で処方されるリンデロンVGローションやリドメックスコーワローションなんかは1本10mlしかはいっていないので、量だけ比べると3本ぶんの量です。
CMでは頭皮のかゆみや湿疹にアピールしてましたね。つまり頭皮湿疹のことですね。
ステロイド成分が炎症をさえるとともに、かゆみの症状を楽にしてくれます。
かゆくて掻いてしまうから皮膚がガサガサになって剥がれ落ちてフケが出るんです。
かゆくて掻くと、掻いた刺激がまた痒みを呼び起こすので、掻くことでは症状は改善しないんです。
治す方法はやっぱり薬の使用です。
一度、炎症や湿疹をステロイドでバシッとよくして、かゆみの悪循環を断ち切るといいです。
皮膚科でも頭皮のかゆみにステロイドよく使われてますね。もし、これつかっても良くならない場合は受診してください。
医療用のステロイドローションとちょっと比較してみます。
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルは、医療用でいうとリドメックスローションと同じ成分です。リドメックスコーワローションは0.3%なので市販薬は半分の濃度ですね。
ちなみにリドメックスはステロイドの強さ5分類のなかで真ん中のランクです。
これより強いものとしてリンデロンVローション、もっと強いのがアンテベートローション、もっともっと強いのがデルモベートスカルプローションなんてのもある。
メディクイックゴールドは市販で購入するステロイドローションのなかでは強い方だと思いますが、皮膚科を受診すればまだまだ選択肢は広がります。
また原因がカビとかの場合だと、ステロイドよりも抗真菌剤が有効な場合があります。
市販のステロイドでよくならないなら受診しましょう。