一口に粉薬といっても幾つか種類があり、
それによって飲みやすさが異なります。
大きく分けると、3種類
○○○散
○○○ドライシロップ
○○○顆粒
一番、服用しやすいのがドライシロップです。
ドライシロップは、製薬会社が小児の飲みやすさ追求して作った珠玉の品です。
粉だけど甘くコーティグされており、そのままでも飲めますし、
水にも容易に溶けるので、水にとけばシロップのように飲めます。
これに対して飲みにくいのが顆粒です。
顆粒は薬の成分自体が苦く工夫しても苦味が取れない場合に、
周りを厚くコーティングすることで味を隠した粒状の製剤です。
頑張れば、水に溶けるのだが、コーティングを剥がすことになるので、溶かすと苦くなるので要注意。
乳幼児に粉薬を服用させる時は、
粉のままだと難しいので、少量の水(小さじ1~2杯)に溶いてシロップみたいにしてあげます。
スポイトの場合
シロップ状にしたものをスポイトで吸い取って、口の脇から頬の内側に流しこむように注入します。
哺乳瓶のキャップを使用する場合
シロップ状にしたものを哺乳瓶のキャップをくわえさせ、お薬を注ぎ吸わせます。
授乳前に服用させた方がうまくいきやすいです。
ペーストにする場合
シロップ状にしてもそのままでは飲んでくれない場合は、ペーストにしてあげます。水を数滴加えて混ぜるとペーストになります。
そのペーストを綺麗にした指で、頬の裏側か上顎に塗ります。すかさず水で流しこみます。