怪我をした時によく使う消毒液は、
しみるイメージがありますが、
消毒液の選び方によってはしみないものもあります。
たいてい子供用として販売されているものは、しみにくく出来ていますが、
しみる成分は何なのでしょうか?
消毒液の有効成分は、
ベンゼトニウム塩化物です。これ自体は、ほとんどしみることはありません。
有効成分はどれもほとんど同じなので見落としがちになってしまうのですが、
しみる成分は添加剤として小さく表記されているのです。
その成分というのが、エタノールです。
エタノールは病院の注射前に消毒なんかで塗るスースーする成分です。
通常の肌に使用であれば、しみることはありませんが、傷口に使うとものすごくしみます。
ちなみに、有名な消毒液マキロンは、エタノールを含有するのでしみます。
エタノールは添加剤なので、入っていなくても有効成分であるベンザルコニウムでしっかり消毒できます。
ただ、最近は怪我には消毒液は使用しないで、水道水で流すだけの方が治りがいいみたいな感じで、消毒しないほうが主流になりつつあります。